このキャンプは、今年度をしめくくるものです。
一年間、仲間とともに活動できたことに感謝し、楽しい思い出をつくりましょう!
そして、東日本大震災から6年、震災で困難に会われているかたのために募金を行い、
思いを寄せるとともに、防災について学びます。
キャンプ1日目(3月18日土曜日)
10時に集合し、キャンプ開始です。
ありがとうプログラム①<東日本大震災義捐金募金>
東村山駅西口と東口の2か所で、一時間行いました。
午前からの参加は、半分のスカウトでしたので人数が少ない中の募金でしたが、
多く人が足を止めて、募金をしてくださいました。
スカウトは、最後まで声をそろえて、呼びかけを行っていました。
うさぎスカウトも疲れを見せず、気持ちをきらすことなく、行う姿に、
この一年の成長を感じました。
スカウトの呼びかけに、募金にご協力をいただいたみなさま、
ありがとうございました。いただいた募金は、日本赤十字社を通して、
被災地に送ります。
スカウトは、募金をして下さった方にありがとうを伝えることが出来ました。
ありがとうプログラム②<カブブックの仕上げ>
昼食後、カブブックを修了めざして、取り組みました。
国旗の取扱いについては、デンコーチ(ボーイ隊スカウト)から
教わりました。履修が済んでいないページは、どのスカウトも少なかったので、
1時間ほどで終了。
カブブックは、お家の方のご協力がなければ、できません。
修了に当たっては、一緒に取り組んでいただいた、お家の方に感謝して、
修了賞をいただきましょう!
ありがとうプログラム③<カレーコンテスト>
今日の夕食は、カレーコンテスト!
リーダー:「今日の夕食は、リーダーは作りません!自分たちで作ってもらいます」
スカウト:「えー!)
リーダー:「組対抗、カレーライスコンテストを行います。」
「題して<カレーの王子様、チャンピオン決定戦!>」
スカウト:「わー!」
予算は1700円、どんなカレーにするかは、自由。買い物リストを作成し、
買い物、調理をスカウトで行います。予算の中には、おかず缶詰も含みます。
なぜ、おかず缶詰を買うのかというのは、災害時に食することになる缶詰を試食し、
味に慣れることを目的としています。災害時は、食べるものを選ぶことはできません。
缶詰で命をつなぐこともあるかも知れません。
普段は、食べる機会の少ない、おかず缶詰の味わってみましょう。
スカウトは、スーパーのチラシを見ながら、
必要な食材を考え、予算内でのオリジナルカレーライスを考えます。
値段の予想がつかないものは、リーダーに教えてもらいました。
30分ほどで、リストが完成。K副団委員長よりニンジンの差し入れがあり、
材料費に余裕が生まれました。(ありがとうございます!)
買い物は、団舎から歩いて10分の○トー○ーカドーへ、交通ルールに気を付け、
お店では、スマートネス、スカウトとして行動することを約束し、
各組に食材費1700円を預かり、買い物に出発。
予定の時間より、早く帰ってきた2組3組、時間ぴったりに戻ってきた1組。
手を洗い、エプロン、三角巾、マスクを付けて、調理開始です。
時間はたっぷりあります。慌てずに行いましょう!
スカウトは、材料を洗って切って、どのスカウトもケガをすることなく下準備が完了。
カセットコンロを使い、火の調理を開始。順調?に出来上がりました。
どの組も1位をねらって、様々な隠し味を投入していました。ソース、チョコ、ヨーグルト、ホールトマト、フレッシュトマトなどなど。
さて、どんなかれーになったのでしょうか?
ごはんは、リーダーが炊き上げました。
どの組も時間内で調理が終了、カレーが出来上がりました!
1組は、<1組特製マイルドカレー>・・・国産牛をあきらめ、豚コマ甘口カレー
2組は、<野菜たっぷり!チートリトマカレー>・・・ホールトマト入りチキンカレー
3組は、<HOT カレーG>・・・メンチとチーズとチキンの甘口カレー
まずは、他の組のカレーをひとさじずつ、味見です。
互いに「美味しい!」の声があがりました。
そして、それぞれ自分の組のカレーをよそい、いただきます!
キャベツ・キュウリ・ニンジン・ハムのマヨネーズサラダ、
K副団委員長からニンジンとともに差し入れしていただいた菜の花の
お浸しがリーダーからありました。
「美味しーい、美味しーい!」
「おかわりー!」
人数より多く作ったカレーですが、やはり自分で一から作ったカレーは、
美味しいですね、どの組も完食です!
おかず缶詰も美味しくいただけたようで、スカウトは予想より美味しいと感じたようです。
食事の最後に、組長、リーダーから感想をもらい、コンテストの結果は、
食事の片付け後に発表です。
優勝は3組のカレーでした。
かれーはどの組も美味しく、差がありませんでした。1位に選ばれた3組は、
組の仲間で協力できていたこと、そして、組のスカウトの頭文字を入れたネーミングなど、組の力が発揮できていたことが1い獲得の理由です。
スカウトからは、「家で自分でカレーを作ってふるまえる」という感想がありました。
ぜひ、家族に日頃の感謝をこめて、ごちそうしてほしいと思います。ありがとうプログラム④<3.11を知り、普通の生活を送れることに感謝する>
食後は、
リーダーから、昼間行った、東日本大震災のお話を聞きました。
スカウトは、震災当時は3歳~5歳、記憶が少ない世代です。
3月11日午後2時46分何をしていたか、全員に発表してもらいました。
車の中、お母さんとお家にいた、お昼寝中だった、保育園にいた、覚えていないなど
でした。小学1年生だった中1のデンコーチは小学校で地震に会ったことを話してくれました。そして、お手伝いに来ていただいていた、K君のお父さんと男性I副長の地震があった時の様子をみんなで聞きました。
災害は突然起きること、いつもと違う状況になること、などをみんなで確認していると、
急に灯りが消え、団舎内は真っ暗になりました。
「停電?!」
暗くて、何も見えません。なぜか団舎だけに停電が起きたようです。
リーダー:「何がいま必要?」
スカウト:「灯りが必要!」
リーダー:「荷物にヘッドランプがありますね、すぐに出しましょう!」
暗闇の中、スカウトは自分の荷物をさがし、ランプを手探りで取り出します。
カブスカウトは自分で荷物を作ります。すぐに取り出せるでしょう。
さすが、わがカブ隊、スカウトはすぐにヘッドランプを取り出し、自分の灯りを確保することが出来ました。若干1名が探すのに手間取り、電池もはずしてあったため、時間がかかりましたが、すぐ使えるようにそなえる重要性を学ぶよいお手本となりました。
停電はなおらないことが判明。朝を迎えるまで、ヘッドランプの灯りだけで、
過ごすことになりました。電池を長持ちさせるために、必要のないときはつけないことをリーダーから支持されたスカウト。不安より、大好きなヘッドランプを装着して過ごせる楽しさのほうがあるようです。
ありがとうプログラム⑤<キャンドルの小営火>
停電になってしまいましたが、プログラムは続きます。
団舎の庭で、ろうそくの光を囲んで、小営火を行いました。
くまスカウトと過ごす最後の夜です。スカウトソング、ミニゲームを楽しんだ後、
くまスカウトへ贈る言葉、後輩スカウトへ贈る言葉を贈りあいました。
うさぎ、しかスカウトからは、感謝の言葉があり、くまスカウトからは、励ましの言葉がありました。
小営火終了後、ヘッドランプの灯りを使い、就寝準備をし、そして、消灯となりました。
キャンプ2日目(3月19日日曜日)
朝、6時に起床。朝日が昇れば、ライトは必要ありません。太陽のありがたさを感じる、
夜明けです。明け方は、10度以下となりましたので、全員寒くて一度ならず目が覚めたようです。寒さの中では備えがなければ寝ることも難しいことを知る、良い機会となりました。寒い時は、リーダーから着れるものは全部着てねるように指示はありましたが、実行したのかな?
寒さの中起きて、6時半ラジオ体操し、スカウツオンに参加しました。スカウツオンでは
隊長から津波の被害にあった小学生が津波で汚れた、祖父母と両親から贈られたランドセルをランドセルを買い替えをことわり、泥を洗い、6年間大事に思い出とともに使ったという話を聞き、ものを買ってもらった時には感謝の気持ちを持ち、大事に使うことの大切さを教わりました。
スカウツオンのあとは、モーニングゲームで、靴飛ばしとジャンケン脱出ゲームを楽しみました。
そして、朝食。寒い朝でしたので、暖かなスープのありがたさを感じました。
朝食後、片付けを行い、2日目の開式を行いました。
ありがとうプログラム⑤<サバイバルゲーム>
昨夜は、震災のお話と停電による暗闇の不便さを体験しました。
今日は、災害時に役立つ技術を、ゲームを通して学びます。
その1:腕を折ったけが人を助ける
腕を折ったスカウトを助けてゴールするまでの速さ、救急処置の正しさをを競います。
カブスカウトのいつもの持ち物の中で対応します。
リーダーからお助けアドバイス1回もらえるを条件に、競争しました。
新聞紙とネッカーを使用し、無事ケガしたスカウトとゴールすることが出来ました。
その2:全身ケガをして、自力であるけないスカウトを運ぶ
全身が痛いため、おんぶは禁止、使えるものは、いつものもちものとブルーシート。
リーダーお助けアドバイスは1回が条件で、競いました。
ブルーシートを使うのだろうとうことは分かったようですが、運び方が考えすぎなの
か、なかなかできませんでした。
ようやく、シートにのせて運こびましたが、けが人を落とさず、平らに近い状態で運ぶ
ことは難しかったようです。
その3:おんぶ競争
組長が組の仲間をおんぶでゴールまで運ぶ競争です。
軽いスカウトが多い組が有利となりましたが、自分より小さい物は、運べること。
スカウトも小さい兄弟姉妹はおんぶで移動を助けることが出来ることを確認しました。
その4:バケツリレー
バケツリレー方式で、バケツの水を時間内により多く運んだほうが勝ちです。
災害時などで、重い水は協力すれば、早く運ぶことが出来ること学びます。
これは、接戦のレースとなりました。
以上4つのゲームを通して、災害時に役立つ技を実際に体験しました。
これで、キャンプのプログラムは終了です。
2日間を通して、いろいろな体験して学び、感じ、そしてありがとう心を持つことを
目標に過ごしました。どのスカウトも積極的に活動し、思ったことや考えたことを
発表し、実践することができました。この一年間で成長を感じるキャンプとなりました。
日々、家族守られ、普通の暮らしが出来ることに感謝し、
毎日を大切に暮らしましょう。そして、スカウト活動を通して体験、学んだことが
いつか、みんな自信とまわりの人々の役に立つようと願っています。
いよいよ、来週は弥栄集会・上進式です。
新しい仲間を迎えて、新年度がスタートします。
とっても楽しみですね!
一年間の活動で身につけたものを、後輩のお手本として、
いっぱいいっぱい発揮してくださいね!
活動の様子は、こちらからもご覧ください!
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